司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

「終の棲家⑤」 2015/12/02

 


 

 老人施設で起こった介護職員による虐待の事件は、本当に胸が痛む事件です。

 自分の意思で「終の棲家」を選んだ方も、子どもさんが親の「終の棲家」を選んだ場合も、どちらも安心して介護を受け生活をしていけることを前提として選んでいるのです。

一方、介護の現場の大変さもメディアを通じて取り上げられているようです。高齢化社会が加速する現代では、介護に携わる職業の需要はますます増え、これに伴って介護職の賃金等の待遇の改善もみられなければ良質な「終の棲家」を確保することは難しくなりそうです。一日も早い国としての対策の必要が迫られていると思います。

 最後に、自らが「終の棲家」を選択した上で老後の暮らしができる方は別として、家族が老人施設を親御さんの「終の棲家」に選んだ場合、ややもすると中途半端に近しい親戚縁者に避難をされるケースがあるようです。介護の現場は、自らが手を下さずして、口だけは挟むという姿勢だけは慎しまなければならないと思うのです。