司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
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「嫁の立場2」相続権はあるのか? 2012/4/04

 

「嫁の立場」2

 ―相続権はあるのか―

 

 商家に嫁ぎ27年、夫と共に商売を切り盛りしていたA子さん。そこに突然の夫の死。続いて、義父までも息子の後を追うように亡くなってしまいました。

さてA子さんに相続権はあるのでしょうか?

結論から言えば、A子さんの場合、夫の財産に対しての相続権は妻としてありますが、このケースの場合、商売をしている土地、建物は義父だったため、残念ながら義父の財産に対してA子さんの相続権はありません。義父の相続人は、妻(お姑さん)、子供(A子さんの夫には兄弟が二人おりました。)、そしてA子さんの夫が亡くなっているため、そのお子さん、つまり孫ということになります。どんなに商売を切り盛りをしていても法律上はA子さんは、義父の相続人ではないのです。幸いにも、A子さん宅の場合は、義父の財産を全て妻(お姑さん)が相続するということで決着いたしました。そして、お姑さんは、自分の亡き後はA子さんに商売をしている土地、建物は残すという遺言を書いてくれたのです。このような形でA子さんは嫁として、報われました。しかし、こんなケースばかりではないのが現実にはたくさんあるようです。