司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
トピックス

特別受益 2011/10/06

 

「特別受益」

 

 今回から暫くは、相続についての話をしたいと思います。第1回目は「特別受益」についてです。「特別受益」とは、被相続人(亡くなった人)から、亡くなる前に特別の贈与(マイホーム資金・商売の援助等)を受けたり、または遺贈を受けた事実のことです。特別受益を受けた相続人が、法定相続分で相続するとなると、受けていない相続人との間で不公平が生じてしまうので、相続時に相続分の均衡を図るわけです。具体例で説明しますと、2000万円の財産を残して親が亡くなり、相続人が子供A、B、Cの3人(法定相続分各3分の1)、子供Aが親の生前に1000万円のマイホーム資金の贈与を受けていたとします。この場合の具体的相続分の計算方法ですが、先ず、特別受益者のAの具体的相続分を算出してみます。計算式は、(相続財産+特別受益の額)×法定相続分-特別受益額です。答えは0ですので、Aの具体的相続分はありません。B、Cは各々1000万円を相続すことになります。

 

クイック9月号 司法書士 伊 東 孝 一