司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

住むところ 2011/8/03

 

「住むところ」

 

 「住むところ」というのは、つまり家、生活の拠点のことです。人は生活をしていく上で、寝泊りする場所が必要になります。一生懸命仕事をした後に帰る場所がなければ、心休まることもありません。この度の震災では、その家を流された、もしくは原発により住むことができなくなったという方がたくさんいらっしゃいます。生活の基盤自体が奪われたということは、それはそれは当事者の気持ちになれば心痛察するに余りあるものでしょう。

 仮設住宅なども徐々に出来始めているようですが、原発が原因で避難されている方の場合、いつになったら自宅に帰れるのか、現実的に元のように生活ができるようになるのかといった不安がつきまとい、避難所から出た後、どこに住居を構えていいものなのか決断もつきかねるといったことも耳にします。

 一方、期限付きの仮設住宅に入居するより、早い段階で民間のアパートに入居している方も多数いらっしゃるようです。そのため、震災前には、空室がたくさんある状態だった会津若松市のアパートも、現在では満室状態ということです。ひるがえれば、震災とは関連性のない一般ユーザーの方の住居の確保が困難な状況も発生していることも事実です。震災はあらゆるところに、影響を及ぼしていることを実感します。

「住むところ」、これは人間の生活の基盤となるところなので、これを如何にして確保するかということは大きな問題です。

 

クイック7月号 司法書士伊 東 孝 一