司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

事業承継(公正証書遺言4) 2011/4/06

 

事業承継(公正証書遺言4)

質問

 公正証書遺言の作成を検討しております。具体的にどのような手順で作成されるのか教えてください。

回答

今回は、公正証書遺言作成の手順を実況中継風にお伝えしようと思います。

まず、「公正証書遺言を作成したいな」と思ったら、公証役場に相談に行きます。会津地方であれば、会津若松市の千石通り(白虎通りとの交差点の近く)に公証役場があります。このとき、事前に電話をして予約してから行ってください(公証人の先生が不在または別の執務中という場合がありますので)。

公証人との面談の際には、「自分がどのような遺言を残したいのか」を伝えます。財産のこと、お墓のこと、(残された妻や夫の)扶養のことなどが中心になると思われます。また、財産を残そうと思っている人が自分よりも先に亡くなる場合を想定して、予備的に「○○が先に死亡した場合には、財産を△△に相続させる(残す)」という内容を遺言にする場合もあります。いずれにしても、自分が遺言に残したいことを明確にすることが大切です。それを法に従うような形で公証人が文書にまとめてくれます。遠慮せずに自分の考えを伝えましょう。

その後、必要書類を公証役場に届けます。遺言者の印鑑証明や戸籍謄本などです。必要書類についても公証人からの指示があるので安心してください。必要書類をあらかじめ聞いておいて、初回の相談の時に依頼とともに必要書類を公証人に渡す方法もあります。

そして、いよいよ公正証書遺言の作成当日です。通常、最初の相談から数日後に再度公証役場に赴きます。このときには、証人(立会人)2人も同行します。相続の権利者(配偶者や子など)は証人にはなれません。依頼できる人がいなければ、あらかじめ公証人に相談してください。遺言の内容は、事前に相談によってわかっていますので、当日は、公証人の作成した遺言を読み聞かせてもらい間違いがなければ署名して実印を押印します。遺言能力や本人確認のために、氏名、生年月日、住所などを質問されることもあります。作成された遺言書は、その場で受け取ることができます。