司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

老い支度7(任意後見制度) 2010/10/01

 

老い支度7

(任意後見制度)

家庭におじゃましてじっくりご家族の話を聞くことがあります。そこで時々耳にするのが「親子の確執」「兄弟の確執」です。数十年にわたる確執を私相手にとても具体的に話されます。拝見していると、それは言わずにはいられなくて体から言葉が飛び出す感じがします。そして、「次男にだけは絶対財産を残したくない」「長男に面倒をみてもらいたくない」という言葉が出たりします。うかがっていると長男が憎いのではなく長男の嫁が憎い場合もあります。また、日にちをおいてお話を聞くとその感情も微妙に揺れているのがわかる場合もあります。何かのきっかけで愛情が確執、憎しみに変わったのでしょうが、ご本人の心は晴れないようです。いつもそのことを気にしているようです。そのようなとき、私はお話をただ聞くしかありません。親子関係を改善する適切なアドバイスなどしようもありません。関係の改善を願いつつ、ご本人の意思をなるべく尊重できる手続のアドバイスを考えます。

サンデー会津8月号