司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

「面倒を見たのは誰?④」 2013/5/02

 

「面倒を見たのは誰?④」

 

―二人きりの姉妹、地元に残った妹が、高齢で身体が不自由になった母親を自宅に引き取り介護することになりました。そしてついに母は穏やかな最期を迎えます。―

 

 母の葬儀もB子さんが喪主を務め、無事に終えることができました。関西に嫁いでいた姉ももちろん葬儀には参列し、久しぶりに姉妹が揃い、子供時代のことなど両親と過ごした日々を懐かしむ時間を持つことができました。

 さて、この後、A子さん、B子さん姉妹に発生した相続のことはどうなったのでしょうか?結論から先に申し上げますと、姉のA子さんは、仕事を辞めてまで母の面倒をみてくれたB子さんにとても感謝を示し、母の財産は全てB子さんにという提案をしてくれました。しかし、B子さんは幼い時に家族で過ごした家(土地、家屋)は地元に残った自分が全て相続するということを受け入れましたが、預貯金は、姉妹で仲良く半分づつ相続しようということをA子さんに告げました。姉のA子さんは、最後にはB子さんの気持ちを汲み取り、結局3分の1相当の現金を受け取る形になりました。

 この姉妹のようにもめごとなく相続が完了すれば、一番嬉しいことです。しかし、世の中には、そううまくいかないケースが多いのです。それはまた次回に。