司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

「面倒をみたのは誰?」① 2013/2/01

 

「面倒をみたのは誰?」①

 

 近年の相続でよく見られる一家のお話です。

今回の主人公はA子さん(長女)、B子さん(次女)の二人の姉妹です。

A子さんは長女でしたが、高校を卒業後、都会の学校へ進学し、地元とは遠く離れた関西の人とご縁を結ぶことになりました。B子さんは、A子さんの結婚時にはまだ学生で、両親が賛成し姉が幸せな結婚をするなら、問題はないと思っていました。そして、時が過ぎ、B子さんも大人になり、やがて結婚。B子さんの両親は、お婿さんを取って欲しいとは特に望んでいなかったため、他家へ普通に嫁いだのです。ただし、B子さんの嫁ぎ先は地元でした。そのため、嫁いだとはいえ、二人きりになった両親のところへは、足繁く通うことができました。そして、さらに時が経ち、先に父が亡くなり、父名義の財産は母が全て相続し、母親は一人暮らしを続けておりました。しかし、高齢のため徐々に徐々に買い物や食事の支度など、自力で行うことができなくなり、B子さんの負担は増えていく一方でした。B子さんは仕事もしており、家事との両立の上に、高齢の母の介護という問題が発生してきたのです。そして、もう、母を一人暮らしにはしておけないと思い始めたある日、その日は突然やってきました。 次号へ続く。