司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
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道義上の問題 2012/7/03

 

道徳上の問題

子の親に対する扶養義務について、違法、否違法では無いなどと世間が何やらかまびすしくなっていますが、確かに法律上は、親子・兄弟は互いに扶養をする義務があります(ただし罰則は無い)。よって、子が扶養できるだけの資産を持ちながら、親を扶養しないという不作為は、違法であることに間違いありません。ただし、これは私個人としての見解ですが、親子が助け合うというのは当たり前の話であって、このことについて一義的には、道義・道徳の問題として論ずるべきであることに他ならないと考えます。法律とは、人が守らなければならない最低限の道徳であり、不道徳であっても法に触れなければ良いと考えがちな昨今の社会風潮は、厳に慎むべきであります。不道徳な者が利を得て、反射的に正直な者が損失を被るような社会であってはならないし、人それぞれが、自らを律した社会生活を営んでいきたいものです。

 

 

クイック平成24年6月号 司法書士伊 東 孝 一