司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
トピックス

何十年も昔の抵当権 2012/6/05

 

何十年も昔の抵当権

農地や山林に多いのですが、何十年も前に登記された抵当権が消されずにそのまま残っている事例に度々遭遇します。競売にかけられることもなく時が経過して現在に至っている

のですから、もはや債権は存在しないとの推察も成り立ちます。実害がないので、そのまま放置しても良いとの考えがある一方、不動産を売ったりする場合には、抵当権を消さなければ売ることは事実上困難でしょう。一定の条件はありますが、このような抵当権を抹消する方法がいくつかあります。先ずは抵当権者を探し当てて直接交渉するのが基本形ですが、抵当権者が亡くなっている場合には、その相続人との交渉になります。相手が話し合いに応じず、弁済の事実・債権や抵当権の消滅時効期間が経過している場合には、訴訟により解決することになります。抵当権の消滅時効の蓋然性が高いものの、抵当権者が行方知れずの場合には、債務を法務局に弁済供託することによって抵当権を消すことも可能です。

 

サンデー会津 平成24年5月号

司法書士 伊 東 孝 一