司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

「残るべきか残らざるべきか」 2011/9/05

 

「残るべきか残らざるべきか」

 

 この夏休みが終わるのを境に、県内外に避難をする小中学生をもつ家族が多数出るというニュースを読みました。実際、身近にも郡山などから、比較的線量の低い会津に引越しをしてくる家族も少なからず見られます。特に、非難区域とぎりぎりの地域に住んでいらっしゃる方は苦悩が多いことと思います。日々、ニュースでは、大人に比べ、子どもの放射線の影響は大きいということが報じられているのを聞くと、心穏やかではいられません。しかし、実際、放射能は匂いも色もなく、毒ガスのように鬼気迫る感じが全くないため、かえって決断がつきかねるという方がほとんどでしょう。

 この会津でも、夏の初めには、学校のプールに子どもを入れるか入れないかで各学校でも論争があったようです。結局は、会津の場合、各家庭の判断にまかせるということに落ち着いたとのことですが。

 転居するか転居しないか、残るべきか残らざるべきか、、結局のところ、プールの件と同じように各家庭の考え方次第になるのはわかります。しかし、転居しようと決めた家庭では、ぎりぎりまでそれを周囲に黙っているという話しも実際に耳にします。自分だけが、安全なところに逃げるようで、悪いことをしているような錯覚におちいるからだとも聞いています。どちらの選択をしても、決して悪いということも間違ってもいないことなので、この非常時に無駄に意見の食い違いで争うことのないようにすることが大事だと思っています。

 

 

司法書士 伊 東 孝 一 クイック8月号