司法書士法人つばさ事務所

TSUBASA SHIHOU-SYOSHI  LAWYER

 
コラム

返済は待ってくれるの? 2011/7/05

 

 3月の震災から、時間だけは流れ、季節は春から初夏へと向かっております。

福島県は原発の問題が大きくのしかかり、先の見えない不安が付きまとっているのが現状です。

 そんな中、震災以来、会津では仕事が休業になったり、解雇になってしまった等、現実に生活不安に陥ってしまっている方も少なからずいらっしゃいます。借金の返済に窮している方もおられるでしょう。そんな時はどうすればよいのか?正直な話、震災が原因で収入が減少したり、無くなってしまったのですから、何か特別な救済措置はないのかと考える方も少なくはないと思います。しかし、残念ながら一時的に返済は待ってくれても、基本的に、借金そのものが無くなるということはないのです。確かに、震災直後は、首都圏に本社がある消費者金融の会社から、すでに債務整理を受けている方の安否状況について問い合わせが入ることはありました。大手の消費者金融などは、震災によりダメージを受けた福島県民に、すぐに返済を求めることはしないといった多少の配慮はあったと思います。しかし、ではいつになったら震災前の通常の生活に戻れるのかといったことは、全く先の見えないのが現状です。そのため、払えないということが現実になったならば、早いうちに専門家に一度相談をし、対策を取ることが必要なのではないかと思います。

 

ボイス6月号 司法書士 伊 東 孝 一